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はじめに・・・
十数年間、数多く特注スピーカーネットワークを製作しました。
2-WAYシステムの場合わずか2〜4ケの部品でも可能なシンプルな
回路構成にも関わらず、その過程はいつも新鮮で新発見の繰り返し
です。それは「スピーカーは理論通りに動いてくれない」所に有ります。
その様な経緯の中、過去の延長線とは少し異なる、ある種の現
象にたまたま気付きました。それは、狙ったわけでは有りませんが
他に方法無かった、と言うより、追いこまれて「それしか方法が無
かった!」が正解です。別段特殊な回路でもなく、部品が増える訳
でも無く、単に定数設定だけの事です。
結論からすれば当たり前のことです。
しかし、その事は私にとって見ればいわゆる過
去何度も目にし、幾度も挑戦してきた定説は正しかったのか??・
・・と言う疑問符でした。
しかし、オーディオの世界には「完璧」はありません。どんな優秀な音でも100%の満足は無く、
わずか500円のTRラジオの音でも何らかの良いところはあります。
従って、今回ご提案販売させていただく「スピーカーネット
ワーク・システム」においても、「これでスピーカーネットワークは
完結!・・・」などと大それた事をご提示するつもりは全く有りませ
ん。単に1つのご提案に過ぎません。とはいえ、はっきり名言できる事もあります。
それは・・・
「スピーカーユニットは・・・・生かすも
殺すもネットワークひとつ」
その音を一言で表現するとすれば・・・
「自然体」
更には・・・少々宗教じみた表現になりますが・・・
「ユニットが持っている力を精一杯引き出し、
一生懸命働いてくれる!・・・いわゆるいい仕事をしてくれる!」
言い方をかえれば
「動きやすい環境をつくる、与える」
その様に思えてなりません。
余談になりますが、私はメカ屋(車のエンジンチユーニングなど)では有りませんが、
おそらく良く出来たチユーニングマシーンは「エンジンの気持ちになり、
エンジンが動きやすい環境が整っている」と言う事かと思っています。
願 望
スピーカーネットワークも、オーディオの
1 つのコンポーネントでありたい
出来ればエンクロージャー(箱)から出しましょう
一般的にスピーカーネットワークはエンクロージャー(箱)内部に組み
込まれているものが大半の為か、その存在感は意外と薄い様に思われます。
しかし、このネットワーク、単にスピーカーユニットの受け持ち帯域を振り分
けるだけの役割では有りません。実は大変重要な音質ファクターを含んでいます。
更には、振動、磁界、などオーディオ的悪条件の中へ組込む問題点も多々あります。
スピーカーはメカ、その動作はきわめて不確実で理論通りには働きません
スピーカーは生き物
スピーカーは自己主張が強く、10種10色。なかなかのクセモノです。
しかしよく観察すると調子よく・・・いわゆる「良く鳴るポイント」が必ず有ります。
そのポイント捜しは、コンピユーターでのシミュレーションでは探れないでしょう。
(おそらくデータとしてのパラメータが無い)
結局は音楽を聴きながらの「ユニットとのコミュニケーション」です。
その為には、スピーカーは「どう鳴りたいのか、どの様にしてほしいのか?」
スピーカーの気持ちになって・・・・
スピーカーには「いい仕事」
をしてもらいましょう・・・・。
如何にして「いい仕事」をさせるか?
1つの持論として、「SPユニット互いの領域を明確にし、それどれの役割をはっきりさせる」
その役割分担をするのが「スピーカーネットワーク」です。
役割分担・・・・・互いの領域と役割
得意の帯域と、苦手とする帯域、更には自らコントロール出来ない不測の付帯音。
互いのギリギリの領域確保とそれどれの
責任ある音再生。
ギリギリに追いこまない。ユニット固有で動きやすい適度な自由度。(過度な制御、制動をしない)
まとめ・・・・・
ユニットは ------------------
活かすも殺すもネットワーク次第
ユニットの気持ちになって--------
適材適所
ユニットの能力発揮は-----------適度な自由度
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